ブックメーカーのアービトラージとは何?

ブックメーカーのアービトラージとは何?

ブックメーカーで稼ぎたいと思っている人、多くいるでしょう。

しかし、なかなかベットが的中しない、的中してもオッズが低いものばかり。

そんな風に悩まれている方も少なくないのでは。

思うように稼げない方は、「アービトラージ」という手法を知っておくべきです。このアービトラージを身に付ければ、格段にブックメーカーでの勝率を高め、資金を増やしていくことができるでしょう。

アービトラージとは?

アービトラージとは?

アービトラージはブックメーカー用語ではありません。元々、投資の世界で使われている言葉で、日本語にすると「裁定取引」とも言います。

では、裁定取引とはどのようなものなのか。その意味を説明すると、

2つの商品や市場の間で生じた一時的な価格差を利用して、

売りと買いの取引を同時に行うことにより、低リスクで利益を得る手法

ということになります。

例えば、FXの世界では以下のような形でアービトラージが行われます。

  1. FX業者Aで安値で通貨を買い付ける
  2. 業者Aから買い付けた通貨を、FX業者Bで高値で売り付ける

この取引を、同時に、ほぼ瞬間的に実行することで、その価格差の分だけ利ザヤを得ることができるというわけです。

非常にシンプルな話にまとめれば、「安く仕入れて高く売りさばく」という、ビジネスで儲けを出すための超一般的な手法となります。

あまり難しいことを考えたくない、という方はそのような認識さえ持っていればOKです。

アービトラージの特徴

アービトラージの特徴

アービトラージには、次のような特徴があります。

特徴
  • 低リスクで確実に利益を得やすい
  • 大きな利益は期待できない
  • 「絶対に儲かる」という美味しい話ではない
  • タイミングを間違えると、損失が出る可能性もある(しかし、大きな損失にはなりがたい)

アービトラージは投資における必勝法とよく言われますが、必ず勝てるということではありません。あくまでも、勝率を高められるというだけの話。

しかし、長い目で見て利益を出していくことを考えた時、勝率を高く保ち、利益を出し続けることは非常に大切。

よって、ブックメーカー投資においても、アービトラージを身に着けておくことは、着実な利益の積み上げにつながっていくのです。

ブックメーカーにおけるアービトラージ

ブックメーカーにおけるアービトラージ

ブックメーカーにおけるアービトラージとは、具体的にどのように行うのでしょうか。

まず、基本として押さえていただきたいのは以下の2点。

  • オッズはブックメーカーごとに異なる
  • 複数のブックメーカーに登録する必要がある

つまり、ブックメーカーにおけるアービトラージとは、ブックメーカー間におけるオッズ差を利用して、ほぼ100%儲けを出すという手法になるのです。

具体例

具体例

ここでは、CとDという2つのブックメーカーを使い、アービトラージを実践する場合を想定しましょう。

例えば、プロ野球の「読売ジャイアンツ VS 中日ドラゴンズ」という試合があったとしましょう。そして、この試合におけるオッズが、ブックメーカーごとにそれぞれ以下のようになっているとします。

読売ジャイアンツ 中日ドラゴンズ
C社 2.5倍 1.5倍
D社 1.5倍 2.5倍

※話を単純化するために、非常にシンプルな数値を用いています。

※本来、引き分けの可能性もありますが、今回はどちらかが必ず勝利を収めるものと仮定します。

この状況においては、アービトラージは以下のように行います。

  1. Cで「読売ジャイアンツ勝利」に100ドルベット
  2. Dで「中日ドラゴンズ勝利」に100ドルベット

では、双方の結果において、プレイヤーが受け取れる配当はいくらになるのかと言うと、

読売ジャイアンツ 中日ドラゴンズ
C社 250ドル 0ドル
D社 0ドル 250ドル

今回、トータルでベットした額は、100ドルずつの合計200ドル。それに対して、どちらのチームが勝利したとしても、受け取れる配当は250ドル。

よって、必ず50ドル分の利益を得ることができるというわけです。

実際にオッズに差は生まれるのか?

実際にオッズに差は生まれるのか?

勘の鋭い方は、そんなに都合よくオッズに差が生まれるものなのか、と疑問に思うことでしょう。

実際には、多くの試合ではオッズに大きな差は生まれません。なぜなら、基本的にオッズは、対戦チーム同士の実力・評価によって決まっていくためです。

しかし、比較的オッズのバランスが崩れやすいパターンも存在します。それが、国際大会です。

特に、運営元の企業がある国の選手・チームが出場している場合、そのブックメーカーでは他社に比べて、自国勝利のオッズが高くなっていく傾向があるのです。

例えば、サッカーW杯で「イングランド代表 対 ブラジル代表」の試合があったとします。

イングランド代表ももちろん強豪ですが、やはり世界一の国と言えばブラジル。

よって、業界全体で見れば、イングランド勝利のオッズが高く、ブラジル勝利のオッズは低くなるのです。

しかし、中にはイングランド勝利のオッズが低く、ブラジル勝利のオッズが高くなるブックメーカーが存在します。

それは、イギリスに本社を置く企業が運営しているブックメーカーです。有名なところでは、ウィリアムヒル・スポーツがあります。

ウィリアムヒル・スポーツは、当然イギリス人の登録がかなり多くなっています。

イギリス人であれば、本心では「ブラジルの方が強いから、ブラジルが勝つだろう」と思っていても、応援したいという心があるために、イングランド勝利へベットするという人も少なくありません。

その結果、ウィリアムヒル・スポーツでは業界の水準に比べて、イングランド勝利のオッズが低く、逆にブラジル勝利のオッズが高くなるのです。

この時、どのようにベットすればアービトラージを成功させられるでしょうか。

  • ウィリアムヒル・スポーツでブラジル勝利にベットする
  • 他社でイングランド勝利にベットする

このようにすれば、どちらのベットについても、比較的高いオッズに対してベットができるという訳です。

アービトラージのベットのルール

アービトラージのベットのルール

アービトラージを実践する場合、以下の点は最低でも頭に入れておくようにしましょう。

  • 2つのベットはほぼ同時に行う
  • オッズは2倍以上のものにベットする
  • 必ずしも双方に同額ベットしなければならない訳ではない

それぞれ簡単に説明していきましょう。

2つのベットはほぼ同時に行う

2つのベットはほぼ同時に行う

アービトラージにおいては、タイミングが非常に重要になります。

なぜなら、オッズはリアルタイムで変化し続けるためです。「必ず利益が出るオッズの組み合わせになった」と思っても、次の瞬間には、必ず損失が出るベットの組み合わせに変わっている可能性もあります。

できるだけ、その瞬間を逃さないように、双方のベットをほぼ同時の行うことが大切なのです。

複数のデバイスを所有している場合は、それらを有効に使うのがおすすめです。

オッズは2倍以上のものにベットする

オッズは2倍以上のものにベットする

オッズが1倍台のもの2つでアービトラージを行っても、損失が出るだけです。

例えば、2つのブックメーカーにおいて、高い方のオッズが1.9倍だった場合を想定します。

それぞれ100ドルベットしたとすれば、トータルベット額は200ドル、それに対して受け取れるリターン額は、どちらの結果になったとしても190ドル。よって10ドルのマイナスが生じてしまいます。

ボーナスの出金条件を消化する、というような目的でもない限り、1倍台へのアービトラージはやる意味がありません。

必ずしも双方に同額ベットしなければならない訳ではない

必ずしも双方に同額ベットしなければならない訳ではない

ここまで出した例では、全て2つのブックメーカーに同額をベットすることを想定していますが、必ずそうしなければならないということではありません。

計算上、トータルベット額以上にリターンが見込めるのであれば、ブックメーカーごとにベットする金額が異なっても、問題はありません。

アービトラージの狙い目の見つけ方は「アラートサービス」

アービトラージの狙い目の見つけ方は「アラートサービス」

高い確率で利益を出せるアービトラージですが、オッズに差が生じている試合を探すのは非常に困難。

自分が登録しているブックメーカーでは、1週間待っても、1か月待っても、1年待ってもなかなか見つけられないかもしれません。

そんな時に頼りたいのが「アラートサービス」。

これは、アービトラージが発生している試合とブックメーカー社を教えてくれるという画期的なサービスです。

自分で対象の試合を見つけるのは非常に困難なので、アービトラージを実践するために、登録はマスト。

基本的に、月々数千円程度の費用が掛かるのは難点ですが、アービトラージに慣れてくれば、すぐに回収できるはずです。

余計な時間のロスを生まないためにも、使いやすいアラートサービスを見つけておきましょう。

ブックメーカーでアービトラージはルール違反?

ブックメーカーでアービトラージはルール違反?

プレイヤーにとっての必勝法は、裏を返せば、胴元にとっては必敗法。

全プレイヤーがアービトラージを成功させていけば、たちまちブックメーカーは赤字化し、経営ができなくなってしまいます。

そのため、多くのブックメーカーでは、その規約において、アービトラージを禁止することを明記しています。

万が一、アービトラージが発覚した場合には

  • アカウント凍結
  • 出金停止
  • ベット額制限

といった厳しい処罰を受けることになります。

「正直バレないのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。たしかに、バレづらいのは事実としてあります。

なぜなら、1社だけでアービトラージを行うことはできず、必ず2社以上を利用するためです。

各ブックメーカーは、個人情報を外部に漏らすわけにはいきませんので、プレイヤーのベット情報を他社に知らせるということはありません。

しかし、先ほど紹介したような「アラートサービス」で反応したような試合ばかりにベットしていた場合には、運営元に疑われる可能性が高いのです。

その結果、アービトラージをしていると認定され、規約違反として罰せられてしまいます。

ルール違反を疑われないようにするには?

ルール違反を疑われないようにするには?

これまでベットしてきたすべての取引が、アービトラージが可能な試合だったとすれば、運営側に疑われかねません。

やはり罰則は受けたくないでしょう。そこで、その対策として考えられる方策には、以下のようなものがあります。

  • アービトラージだけではなく、普通のベットも行いカモフラージュする
  • 2社のみではなく、さらに多くのブックメーカーに登録し、それぞれを利用してアービトラージを行う
    (もちろん、普通のベットも行う)
  • アービトラージを行うのは、ボーナスの出金条件消化のみの目的に限定する

個人的には、3つ目の「ボーナスの出金条件消化のみの目的」でアービトラージを行うことをおすすめします。

せっかく受け取ったボーナスも、出金条件を消化しようと思っても、気づいたら無一文になってしまった、なんていうことも多々。

そこで、2社でボーナスを受け取り、それぞれのボーナスを利用して、アービトラージを行えば、最低でもどちらか1社分のボーナスは出金条件を満たせることになるはずです。

アービトラージを推奨するブックメーカー

アービトラージを推奨するブックメーカー

ピナクルスポーツ

公式サイトで「アービトラージ歓迎」と謳っているブックメーカーが一つだけあります。

それは、「ピナクルスポーツ」です。

1社だけだと意味がない、と感じる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

ピナクルスポーツでは、いくらアービトラージを行っても処罰を受けないので、ピナクルスポーツは毎回利用し、あと1社を使い回していけばいいのです。

ベットの回数が少ないうちは、運営側が疑うということはあり得ません。多くのブックメーカーに登録すればするほど、1社におけるベット回数が少なくなるので、疑われる可能性も抑えることができます。

アービトラージを極めたいならば、ピナクルスポーツはマストで登録しておきましょう。

まとめ

アービトラージは、ローリスクで着実に利益を増やしていける、ブックメーカーの手法です。

必ず儲けられる訳ではないのですが、勝率は高めることができます。

しかし、アービトラージをやりすぎると、運営元に疑われ、最悪の場合には処罰を受けることもあります。

ボーナスの出金条件消化の際など、「ここぞ」という時に限定して、アービトラージを行うのが賢明と言えるでしょう。